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zoom RSS 日本臨床救急医学会in福島

<<   作成日時 : 2016/05/15 18:07   >>

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福島で行われた第19回日本臨床救急医学会学術集会に参加してきました。
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この学会の主な参加者は、医師(主に救命救急医)、救命救急士、消防士、救急隊、看護師、薬剤師、放射線技師など。

発表演題は約700題、講演30、シンポジウムやパネルディスカッション又はワークショップ33という大規模な学会でした。


スポーツに関わる医師、理学療法士、トレーナー、研究者などの多業種が集まる日本臨床スポーツ医学会に似ている気がしていましたが、今回の印象はとにかく驚くほど参加者が多いこと。

スポーツ医学に関わっている業界の人口に比べ、救急医療や救命救急に関わっている業界の人口はとてつもなく大きいと感じました。

また、普段、救命救急センターや病院等で働く救急医療関係者や消防関係に勤務する職員の方々が、臨床だけでなく研究も行い、また新たな情報を得るために学会に積極的に足を運ぶという姿勢にある種のショックを受けました。

そこには常に命に向き合って働いているという共通点があるのかもしれません

現場で働くトレーナーや教員も、もっと学ぶ姿勢を見習わなければならないと思いました。


昨年、富山で行われた同学会に参加した際に、そんな思いを感じながらも、
スポーツ現場の救急処置に関する話題に関する演題がほとんどないこと。
(あってもほとんどがマラソン大会の救護に関することだけでした)

また、学校における救命救急教育の重要性が注目され、
本来はそれを保健体育教師が教えることができることが望ましいという指摘が学会のプロジェクト委員会で報告があっても、
その保健体育教員の養成をしている体育大学関係者はほとんど参加していないこと、
などから、

昨年の本学会参加後に、来年は絶対にここで発表しようと決めていました。


研究データを示そうというより、スポーツ現場の救急処置やスポーツ関係者への救命救急教育の重要性にも着目してほしい、関心を持ってほしいという一心です。

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私の発表と同じ時間に著名な先生の発表も重なり、発表を聞いてくださった方はごくわずかで残念でしたが、第一歩は踏み出すことができたような思いです。

ほとんどの発表演題は救急医療や救命に関することであり、私たちの分野と接点があったのは、
「BLS(一次救命処置)教育」「マラソン救護」でした。

今回の学会で事前に最も関心のあったプログラムは、
「学校におけるBLS教育の展開例と今後の展望」と題したワークショップ(座長:京都大学石見拓先生、岐阜大学名知祥先生)でした。

期待通りどの演者の発表も大変興味深く、参考になるものばかりでしたが、ここでは各演題の題名のみ紹介します。
(正直、自分もここで発表したくてうずうずしていました)


1)「消防機関が実施する各学校でのBLS教育の実態調査について」
  札幌市消防局  稲童丸将人氏


2)「学校の心肺蘇生教育における日本赤十字社の取り組みに関する報告」
  日本赤十字社  高橋順一氏

3)「千葉市を日本のシアトルに!構想の試み」
  千葉医師会   中村眞人氏

4)「学校への心肺蘇生法教育導入の課題」  
  京都大学大学院 島本大地氏

5)「京都大学全新入生への胸骨圧迫のみの心肺蘇生法講習会の実施」
  京都大学  西山知佳氏   

6)「『ASUKAモデル』と教員養成課程におけるBLS教育の導入」
  埼玉大学  桐淵 博氏

7)「小学生対象BLS教本の制作と配布効果の検討」
  京都橘大学 千田いずみ氏



なお、日本臨床救急医学会では、学校へのBLS教育導入に関する検討委員会(委員長:京都大学 石見 拓教授)が中心となり、平成27年9月30日に『学校での心肺蘇生教育の普及並びに突然死ゼロを目指した危機管理体制整備の提言』を文部科学大臣に提出している。


この学会のみならず、今後もドクターやアスレティックトレーナーや教員など、多くの関連する方々との連携、協力、情報提供に努力し、今進めている以下のようなテーマを積極的に展開していきたい。

「学校現場におけるケガや事故発生時の救急対応とその対応にあたる教員に対する救命救急処置の教育」

→どうしたら学校現場での部活動のケガや事故発生時の適切な対応ができて、
子どもたちやジュニアアスリートたちを救うことができるのか。

→部活動指導者、養護教諭、体育教師に救急対応能力を身につけていただくには?

→アスレティックトレーナーを今以上に運動部活動に介入させるためには?

*4月から養護教諭を対象とした雑誌「健康教室」で、『学校現場でのケガの応急処置』の連載を始めました。
http://toshiharu-yamamoto.at.webry.info/201603/article_2.html

*11月の日本臨床スポーツ医学会で上記のテーマで講演する機会をいただきました。


「スポーツ現場における各競技の特性を踏まえた救急体制の構築」

→どうしてもマラソン大会の救急医療体制に注目が集まりがちですが、各競技の特性(特有のケガや環境等の特性)を踏まえた救急体制を構築する必要があると思う。

→東京オリ&パラの時には、各競技会場における救護・救急体制をとらないといけないが、各競技特性に応じた緊急時対応計画を立案し、事前に想定される事故やケガに向けた準備をしておかねばならない。
千葉国体の時には既にその構想で進めていたが、東京五輪ではその大規模版をイメージして体制づくりを目指さないと間に合わない。

*本年度は大学内のプロジェクト研究で大学内の各運動部活動における緊急時対応計画の立案を学生トレーナー教育に絡めて実施します。すべての運動部における救急体制を見直し、マニュアル作成します。

*いくつかのプロ野球チームの緊急時対応計画の立案の協力をしています。
http://toshiharu-yamamoto.at.webry.info/201601/article_2.html

*今年もスポーツ救急サミットを開催します。
http://toshiharu-yamamoto.at.webry.info/201601/article_1.html







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